メイプルストーリーでの出来事など。毎日?いや不定期なブログです


by kurorabedego
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トマトⅡ

ソレはどこからどう見ても



ワタシ    だった



町の人々の死体 血の海の中 空にはその町の人々の血で塗りたくったような真っ赤な月


その惨状の中で私はもう一人の私と見つめ合っている

体が震える・・私の体はもはや自分の体ではないようにいうことをきかない。

すると瓜二つの私が声を発した

「あなた、ワタシが誰か解る?」

私は震えていて声が出せない

「まぁいいわ、教えてアゲル」

「まず最初に、あなたはワタシのそっくりさんでもなんでもないわよ。ワタシは・・ワタシはあなたよ」

今の発言はおかしい・・目の前にいるソレが私だって?いや違う。だって私はここにいるんだもの・・。だけど・・ソレは私だ・・

「ワタシはね、あなたの心の闇よ。まぁ・・ドッペルゲンガーに近いモノって言った方が解りやすいかしら?ワタシは今まであなたの心の闇の部分を喰らって此処まで大きくなった。そう、それは最初は大した事ではなかった。アノ時までは

あの時・・そう言われて私は理解した。今でも忘れない・・もう一人の私が言うあの時とは・・それは一昨年のクリスマスの日・・父親は仕事の帰りに私の為にプレゼントを買って帰るつもりだったのだろう。いつもより少し帰りが遅かった。その日から私の父親は・・帰ってくる事がなかった。

何故かって・・?帰宅途中に強盗に襲われ殺されたからだ。それも・・あろうことかバラバラにされて・・。私が見た時には父親は悲惨な状態だった。鋸で切断されたような腕 足 首 胴・・・。 腕は大通りに無造作に捨てられており、当時雪が積もっていたがその腕のあった部分は真っ赤に染まっていた。足は路地裏のゴミ箱の中に、足は自分の血で浸っていて、まるで自分の血の海に溺れているようだった。首は路地裏の中、無造作に捨てられていた。胴は路地裏の壁に、杭の様なモノで心臓部分を貫かれ磔の様になっており、下には小さな血の海が出来上がっていた。頭は裏路地の壁に叩きつけられて顔の判別が出来ないほどにグチャグチャに潰されており、壁には真っ赤なペンキをバケツ一杯でぶち撒けたように血がついていた。そこには大きなクマのヌイグルミが転がっていた。父親が私にプレゼントするつもりだったんだろう・・。しかしそのクマのヌイグルミは父親の血で真っ赤に汚れており、とても飾れるような物ではなかった。あの時以来路地裏には【KEEP OUT】という立ち入り禁止の帯が掛けられている。なんでもその時の壁がまだドス黒く色が残ってるらしいとか・・。とりあえず当時の私にとってはそれはあまりにも悲惨な光景であった。

その犯人はまだ逃亡中。警察がまだ捜索しているみたいだが捕まっていない。が、なんでもその犯人は町の中の誰か・・だとか。私は父親を殺した犯人を恨んでいる。いつしか私はこう思うようになっていた。


父親を殺した犯人を・・







同じようにバラバラにし、復讐したい  と





思い出してまた嘔吐感が押し寄せる。今度は頭痛まで・・


だけどなんとか堪えた。

「思い出したみたいね。そう、その日からワタシはあなたの心の闇を喰らってここに現れた。見てみなさい、この町に犯人がいるならあなたの目的はほぼ達成してアゲタわ」

もう一人の私はそう言って辺りを見回した。

其処にはバラバラに切断された死体の 山 山 山 。

「犯人が町の人の誰かって解ってるなら話は早いでしょ。ミンナ・・殺してシマエバイイ。そして、後一人殺せば私の復讐は全て終わる。」

後一人って?それは・・恐らく・・いや、間違いなく私だ

「あなた、ドッペルゲンガーのお話知ってる?ドッペルゲンガーを見た者は数日中に必ず死ぬってお話」

本で少しだけ見たことがある。自分と瓜二つ・・ないし容姿は異なれどソレは自己自身と信じてしまう様なくらいのもう一人の・・自分。ソレを見た者は数日中に   死ぬ って言う事も。しかし、ドッペルゲンガーは影のように平面で立体感はなく、其処まで頻繁に動き回らない というのも見た様な記憶が・・



「ドッペルゲンガー比喩として使ったのよ。そっちのが解りやすいでしょワタシはあなたなんだから考えてる事くらいすぐに解るわ。で、ワタシの目的は 父親を殺した奴に復讐する為に町の人を殺し尽くす という事よ。つまり、あなたがこの町の最後の生き残り。だからあなたが犯人かもしれないという可能性だってある。あなたを殺してワタシも死ぬ。これで復讐は幕を下ろすのよ」

そんなはずはない!私が父親を殺しただなんて・・・

「殺してないと言い切れるの?その割にはえらくアノ時の惨状に詳しいみたいだけど」

それは違う・・っ!私はあの時警官の制止の声を振り切ってあの路地裏に入った。バラバラになった父親の体を全て揃えないといけない という考えで頭が一杯で探し回っただけだ・・!

「ワタシとした事が少しお喋りが過ぎたみたいね・・。それじゃあサヨウナラ ワタシ コレデワタシノフクシュウハハタサレル・・」

もう一人の私はそう言って私の頭を掴み

















壁に















力いっぱい叩きつけた




















































グシャッ!!!!!
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by kurorabedego | 2006-08-17 03:07 | 読み物